あなたはどんなウエディングスタッフに向いてる?
現役ブライダル企業 部長 CHIKARA
2019.03.02

ウェディングのスタッフの性格も十人十色。
あなたはどのようなウェディングスタッフ向きでしょうか。
ウェディング業界に向いている人とは

ウェディングにおいては「新規の予約をとるセールススタッフ」と「コーディネートをするウエディングプランナー」が存在するとお伝えしました。
新規接客で成績を上げる人は、とにかく契約を取ることが命です。
車や保険のセールスにも似ています。
それに比べるとウエディングプランナー職というのは二人の挙式準備をじっくり考えてくれる人が向いており
「新規接客」と「ウェディンプランナー」では性格や求められる素質が大きく違うかもしれませんね。
- ウェディングでは「新規予約をとるセールススタッフ」と「コーディネートをするプランナー」の二つが存在する
- セールススタッフとコーディネートスタッフでは求められる性格が異なる
新規セールスはイケイケドンドンの性格がいい!

結婚式の費用の平均価格は約350万円と言われています。
例えば、車のセールスもウェディングと同様に高い商品を売りますが、車は何度も見積もりを取り直し、最終的に決めたらすぐ納品され、購買行為は一応それで終了します。
結婚式は決定してから購入までの期間が平均で8ヶ月と長くそれまでの間を使って商品やオプションを決めていきます。
だから正式申し込みの時には、何も決まっていなくても当たり前だと、みんな思うのです。(本当はおかしいけど)
ここで強いセールススタッフは
「必ず素敵な結婚式にしますからお任せください。とにかく会場を早く押さえなきゃ」とプッシュします。
「あ、でもまだ衣裳とか見てないし、お料理も最終決めてないので・・・」などと二人が言っても
「大丈夫、大丈夫、それはじっくりと色々見て決めてゆきましょう」とにこやかに押しまくります。
「見積もりには平均的な商品を入れてますが、あとでいくらでも変更できますから」って
よく考えるとおかしな話なのですが、なんだか言われた方が安心してしまうのです。
というより「そんなものかなあ」と思ってしまう。
だから 新規セールススタッフは、明るく元気で、押しの強いタイプでないとダメです。
少々わからないことを質問されても、いちいち事務所に引っ込んで上司に相談に行くようでは、頼りないと思われます。
値引きの駆け引きもありますので、しっかりとお二人と渡り合えるしたたかさが求められます。
- 結婚式は決定から購入までの期間が約8カ月と長期間であるため、見積もりや内容が確定しないまま購買契約をむずばなければならない
- セールススタッフには明るく元気で押しの強いタイプが求められる
ウエディングプランナーに求められる、ヒアリング能力

変わって成約後のウエディングプランナーは、まずお二人と仲良くなって、打ち解けるのが仕事です。
中には新規接客のセールス担当者が結婚式まで担当してくれると思っているカップルもいますので、ここで嫌われないようにしなければなりません。
成約後のアンケートなどを利用する式場もありますが、お二人の馴れ初めから聞き出し、将来の夢や結婚式にかける想いなどをじっくり聞きます。
そして、これからのスケジュールなどを説明し、お二人が「この人なら安心して任せられる」と思うように持ってゆきます。
今までの経験を生かし、「この二人はどんな商品を喜ぶか」を見極め、進められる商品はセールスして行きます。
上司からは「もう100万くらいアップセールス出来んかね?」などと言われながら。
お二人が、色々な相談を持ちかけてくれるようになれば、ひと安心。
あとは各分野でご満足いただき、次々と商品を発注してもらえるように、秘書のように雑用をこなして行きます。
ある意味新規セールスとは真逆の性格が求められますね。
ウエディングの担当と言っても、全く異なるタイプがあるので、適性を見て人員配置するのは婚礼部長の任務の一つです。
- ウェディングプランナーは新郎新婦と仲良くなり打ち解けるのが肝心
- じっくりヒアリングする傾聴力が求められる
- 「この人になら任せられる」という風に信頼関係を構築することが重要
アタックを得意とする前者に比べ、後者は守りの優しさでカップルに接する。