結婚式をリーズナブルに申し込むコツやタイミング
元ウェディングプランナー SATOMI
2019.03.09

この記事では、結婚式を可能な限りリーズナブルに行いたいと思う方々に心掛けてもらいたい、結婚式を申し込む際のコツや、申し込むタイミングについてお伝えします。
婚礼サロン(ブライダルサロン)で働くプランナーの日常
ウエディングプランナーは、婚礼セールス事務所というところで日々の仕事をしています。
セールス事務所はお客様と商談をする「婚礼サロン(ブライダルサロン)」と隣接しています。
よく、営業ノルマを意識して働く部署などでは目にする光景ですが、セールス事務所の壁には、ホワイトボードなどに2年間の月毎の婚礼獲得件数表が掲示され、日々更新されていきます。
表には「今期になってから今までの累計本数」や「昨年同時期の本数」「各月の目標件数」なども表示されていて、マネージャーや部長は特に気にしながら仕事をしています。

婚礼可能日数に影響を受けてしまう、ウェディング受注目標件数

あまり馴染みのない方もいるかもしれませんが、ウェディングの業界では「婚礼可能日」という考え方が存在しています。
日本には月火水木・・の曜日の他に、大安、仏滅など「六輝(六曜)」が存在するのはご存知ですか。(下記別ブログ参照)

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六曜の意味を知って、結婚式に良い日を選ぼう
六曜の中でも、婚礼に良くないとされるのは仏滅と赤口であり、せっかくの休日である土日祝日がこの2つと重なってしまうとそれは「婚礼可能日」に数えられません。
昨年は婚礼可能日が10日あったが、今年は土曜と日曜に1回ずつ仏滅がある、というような場合、今年の婚礼可能日は8日となり、目標も昨年と比べると低めに設定されるわけです。
そうした「婚礼可能日」を元に、婚礼受注目標件数を設定している。
ウェディングの時期はどのように区切られる?
ウェディングの期の区切りは、式場によって違いますが、多いのは4月から3月、または1月から12月です。
結婚式は通常6ヶ月前には申し込むことが多いので、4-3月の場合、9月頃にはもう今期のおおよその受注本数は把握している状態です。
婚礼部長はもちろん毎月上に報告をしていますが、1月頃は最終の組数報告時期というわけです。

これから考えるとウェディングの新規受注担当者が躍起になって成約数を上げようするのがまず9月末、つまり期末(3月)の半年前、もしくは2月末、つまり期末(3月)の1ヶ月前ということが多いです。
この辺りになると、もう成約済みカップルとの打合せもほぼ終わっているので、組数がダメなら売上金額をアップさせるという作戦も間に合いません。
ということは、月末までに1組でも2組でも欲しい!というこの時期に、ウェディングプランナーと賢く交渉をすれば、新郎新婦の有利に物事を運べるということです。
例えば、料理代をあと◯◯円引いてくれるなら申し込みます、とか、ドリンクを同料金で1ランク上のものにしてくれるなら、など、具体的に見積もりに明記できるもので交渉するのが確実です。

もっと賢い方法をお伝えしましょう。
それは 会場の料金を払わずに会場を仮押さえできる期間が1週間であるとすれば、23日頃に訪問し、話を聞いて、月末まで仮押さえ、30日頃に交渉条件を持ち出すのも良いかもしれません。
ただし、厳しい条件で申し込むと、その後の打ち合わせで売上アップのためのセールスが強烈に来ることは避けられません。
これは自力でしっかり判断し、いらないものをカットするしかありませんが・・・