【徹底解説】先輩花嫁から人気の挙式スタイル!結婚式の種類4選
元ウェディングプランナー SATOMI
2020.07.04

「どんな結婚式にしようかな…」とお考えですか?
よし、結婚式の準備をしよう!といっても、式にはいろんな種類があります。
今回は、そんな結婚式の種類についてお伝えしていきます!
結婚式はどんな種類があるの?

「結婚式」と一口に言いますが、実際は「式(儀式)」と「披露宴(宴会)」の2つから成り立っています。
「式」は短い時間で行われますが、結婚式の本質とも言える部分で、この「式」を何式にするかを決めることは非常に大切です。
それではまず、主な結婚式の種類をざっくり見ていきましょう。
※費用については、披露宴も行う前提の数値です。

上の表のように、基本的に式は「キリスト教式」「人前式」「神前式」「仏前式」の4種類があります。
割合としては、キリスト教式がいちばんの人気です。
条件として、キリスト教式(カトリック)、神前式、仏前式は、できる場所が決められています。
キリスト教式(プロテスタント)、人前式は、どこでも可能です。
チャペルがあれば宴内挙式と言って宴会の前に同じ会場で行うこともあります。
なぜ同じキリスト教なのにカトリックはダメで、プロテスタントならどこでもOKかと言うと、プロテスタントはそもそも厳しすぎるカトリックの掟に反発し、もっと自由を!と主張した人達が作った宗派で、「牧師が聖書を持って出かければ、そこが教会である」と考えるからです。
それでは次に、この4種類の結婚式についてもっと詳しく見ていきましょう!
※カトリック式は原則信者の方のみ可能なので、この後は比較対象から外します。
・キリスト教式(プロテスタント)、人前式は、場所に条件はない。
4種類の挙式スタイルを解説!それぞれが選ばれる理由とは?
ここからは、「キリスト教式(プロテスタント)」「人前式」「神前式」「仏前式」の4種類の選ばれる理由について、詳しくお伝えしていきます。
スタイル1.キリスト教式(プロテスタント)

牧師が進行役となり神様へ誓いをするもっとも人気な挙式スタイル。
チャペルや教会など、場所は自由に決めることができます。
【キリスト教式(プロテスタント)を選ぶ理由と流れ】
半分以上の人が選ぶキリスト教式は、やはり白のウエディングドレスを着て、バージンロードを歩むところに魅力を感じる女性が多いからです。進行も、牧師のメッセージ、お祈り、聖書朗読、誓約、指輪交換、ベールアップからキス、署名、宣言と、シナリオに沿っていて、うまく盛り上がるように考えられています。式の後にはフラワーシャワーやブーケトスなど参加型のセレモニーもあり、参列者の満足感も高くなります。
スタイル2.人前式

司会者役が進行し、参加者へ誓いをする自由な挙式スタイル。
チャペルやホールなどと、場所も自由に決められます。
【人前式をえらぶ理由と特徴】
人前式が選ばれる理由は、「宗教色を出したくない」「自分たちで自由に式次第を決めたい」ということです。
進行には決まったルールがないので、最初から最後まで好きなように決められます。と、言っても、実は意外に変わった進行をする人はいません。
結局キリスト教式から賛美歌や聖書、お祈りなどを除くだけなので時間的には10分くらいで終わってしまいます。
実は時間の問題ではなく、キリスト教式の聖書、お祈りや牧師の執り行う指輪交換やキスなどは、ロマンティックで感動するシーンなので、これをなくすと「え?終わり?」となりやすいのです。
入場したらいきなり誓いの言葉を読んで、指輪交換、署名で終わりです。あまりに呆気ないからと、リングリレーやキャンドルのセレモニーなどを入れて工夫するのも良いかと思います。
それでも人前式を選ぶ人は、実は費用が安いということも大きな理由の一つです。なぜ費用が安いかというと、牧師や聖歌隊がいないからです。
式の進行は披露宴の司会者がすればお金はかからないといったことですね。
ここまで紹介してきたようなキリスト教式(プロテスタント)・人前式は、選ばれる割合も多く、人気がある挙式スタイルとなっています。
やはり、挙式する場所も自由なので人気があるようですね。
そういった現状から、最近では、どんな会場でも自分好みの式ができる宴内挙式もかなり増えてきています。
当サイトでも以下のように、式を自分で細かく決められるウエディングサービスを展開しているので、自由に式を挙げてみたいあなたはぜひ参考にしてみてください!
スタイル3.神前式

神官が進行役となり神様へ誓いをする日本らしい挙式スタイル。
神社で行うため場所は自由ではありません。
【神前式をえらぶ理由と特徴】
神社で行う神前式を選ぶ理由は何といっても白無垢など着物への憧れですね。
「こんな時にしか着られないから」という声もよく聞きます。式次第は聞き慣れない用語が多く、何をしているのか意味不明な点もありますが、それ故にある種の厳粛さは感じられます。
同じ神に祈るなら日本人だからイエスキリストではなく日本の神様だろうという人もいるでしょう。難を言えば、神殿は大抵の場合あまり大きくなく、参列は家族や親戚などに限られることでしょうか。
キリスト教では、道ゆく人を含め誰もが二人を祝福するのが良いとし、チャペルは定員を超えて立ち見参加もできますが、神殿ではそもそも物理的に入らない場合もあります。
スタイル4.仏前式

僧侶を進行役とした仏様、ご先祖様に誓いをする珍しい挙式スタイル。
場所は寺院になりますが、どこのお寺でもできるわけではないので問い合わせが必要です。
【仏前式をえらぶ理由と特徴】
そもそも日本では仏前式の結婚式が最初に行われ、その後神社を使う神前式が生まれたので、由緒正しいのは仏前式かもしれません。
神前式が赤と白などシンプルな色合いの中で進むのに比べると、仏前式では僧侶の衣装や飾り付けが色鮮やかで、美しいです。
まとめ
このようにさまざまな種類がある結婚式ですが、披露宴との兼ね合いもよく考え、慎重に決めた方が良いですね。
結婚式といえば、パーティのことばかりが頭に浮かびますが、本当に大切なのは、二人の意思を確かめ合う「式」であり、それを忘れてはいけません。
ぜひ今回の解説を参考にして、あなたにあった最高のウエディングを見つけましょう!