#ウェディングの基礎知識

知らないと損!結婚式の費用が高すぎる理由とは?相場もわかりやすく解説

元ウェディングプランナー SATOMI

元ウェディングプランナー SATOMI

知らないと損!結婚式の費用が高すぎる理由とは?相場もわかりやすく解説

結婚式の準備をしていると「こんなに費用がかかるの?」「さすがに高すぎる!」と感じてしまいますよね…
しかし、だからと言って人生の晴れ舞台である結婚式を妥協したくないのも確かです。
そこで今回は、元ウエディングプランナーの私がなぜ結婚式の費用がこんなにも高くなってしまうのか
平均的な細い相場や費用を抑えるコツをわかりやすく解説していきます!
同じ式場であげる結婚式でも数十万円も差がでることがあるので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも結婚式の平均的な費用の相場は?

まずは、結婚式の平均的な費用の相場について確認しておきましょう!
ゲストの人数ごとに、どれだけの費用がかかってくるのかをご祝儀と自己負担額とともにざっくりまとめてみました。

知らないと損!結婚式の費用が高すぎる理由とは?相場もわかりやすく解説

これらが結婚式のざっくりとした費用になります。
平均的な相場からご祝儀を引いたとしても、やはり自己負担する費用は決して安くはありませんね…

結婚式の費用の内訳を知っておこう!

それでは、いったいなぜ結婚式はこんなにも高くなってしまうのか、どこにどれだけの費用が使われているのか内訳をみてざっくりと確認してみましょう。

知らないと損!結婚式の費用が高すぎる理由とは?相場もわかりやすく解説

このように結婚式には、さまざまなところに費用をかけているため、結果として高い金額となってしまうのです。
それぞれの内訳について、もう少し詳しく見ていきましょう。

挙式料の費用について

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会場によって基本的な費用は異なります。
挙式+パーティを行うか、挙式のみを行うかによって費用は大きく変わってきます。
挙式+パーティの場合、「会場費(チャペルなど)、人員(牧師・聖歌隊など)、会場の装花」で、
8〜25万円ほどです。(ドレスやブーケはパーティの方で計上されるので、挙式が安く見えます。)
挙式のみの場合は、衣裳・着付け・ブーケ・写真などが計上され、50〜60万円ほどになります。

披露宴会場の費用について

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宴会場の料金は、おおまかに大(80人〜)・中(40人〜)・小(〜39人)の3つに分かれています。
会場の広さ・天井の高さ・インテリアなどのよってその会場費がかなり異なっています。
値下げの交渉をするときは、最初にこの会場の費用が下がるので定価はかなり高く設定されていることが多いです。
なので、ちょっと高いなと感じたら交渉してみましょう。
実際に0円になるケースも多々あります。

知っ得ポイント
会場の費用はもともと高く設定されているから交渉して費用をおさえよう!

料理・飲物の費用について

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コース料理であれば、10,000〜25,000円ほどが平均的な相場となっています。これに飲み放題がプラスで1,500〜3,000円ほどかかってきます。
品数を減らさずに費用を抑えたい場合には、メインのお肉をステーキ→ローストビーフにするなど、料理の内容を少し変えるだけでかなり費用を抑えるられます。
飲み放題は、どうしても費用がかかってしまうシャンパンやワインをコースに入れないことで費用はかなり抑えられます。

知っ得ポイント
飲み放題にシャンパンやワインを含めると高くついてしまう!

装花の費用について

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装花は、高砂(新郎新婦席)装花・卓上装花・ブーケ・ブートニア・その他花束などがあります。
会場のデザインの統一感を魅せるためにそれぞれ同じ種類や系統の花を使うので、花の種類によって費用が大きく異なります。(バラやカトレアはかなり高価)
高価なバラやカトレアを使うのでなく、花屋さんにその季節の料金の低いお花を用意してもらうことで費用も抑えられます。
花はキレイに保つためにしっかりとした保存をしなければならないので意外と費用がかかってしまいます。
そこで、アートフラワーやブローチブーケなどの生ではない装飾にすると費用をかなり抑えることができます。

知っ得ポイント
生の花ではなくアートフラワーを使うことで費用をおさえられる!

衣裳の費用について

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平均的な相場は、ウエディングドレスが48万円、カラードレスが25万円、タキシードが13万円、フロックコート11万円ほどになっています。
何回もの試着・サイズ調整・クリーニング代・お色直し・肌着の購入なども含まれているのでどうしても高くなってしまいます。
最近では、ドレスをレンタルではなく買取るカタチも増えており、使用後にお出かけ用のドレスにリフォームしてもらうなど、ひと工夫した衣装の準備もできます。
格安で衣装を借りる場合は、基本的なアクセサリーが別料金でかかることがあるので注意しておきましょう。

知っ得ポイント
必要となるアクセサリーも込みでいくらなのかを見落とさないようにしよう!

写真・映像の費用について

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写真については、ツーショット写真・集合写真・スナップ写真など、どういった写真を必要とするかによって料金が異なります。
また「挙式のみ」か「挙式と披露宴」か「パーティのみ」など、カメラマンの拘束時間によっても費用は大きく変わってきます。
最近では、スナップ写真だけで費用を抑えるケースも多くなっています。

映像についても、撮影する時間によって料金が異なります。
撮影以外は、オープニングムービー・プロフィールムービー・エンドロールの3種類があります。
エンドロールで直前のシーンを収録したものを流すとなると、2人体制で撮影と編集する人件費がかかり、費用も高くなってしまいます。
他にも、プロジェクトマッピングなど演出を目玉にしていることも多くあり、費用はかかりますがステキな演出ができます。

知っ得ポイント
・写真はスナップだけ選ぶ人が増えてきている!
・その場で作ってもらう撮って出しの映像編集は映えるけど高くついてしまう!

演出の費用について

知らないと損!結婚式の費用が高すぎる理由とは?相場もわかりやすく解説

演出の幅は広いですが、主に音楽やエンタメなどを指します。
生演奏の場合は、演奏者の人数と拘束時間によって費用が異なります。
ピアニストは1人でも演奏できますが、ピアノの使用・調律などで別に費用がかかるので、注意しておきましょう。
演奏者は開始前に音チェックをするので、最初の入場シーン1曲だけなど早めに演奏が終わるように設定すると、演奏者の拘束時間も短くなり費用を抑えられます。

知っ得ポイント
なるべく早めの時間帯に演奏をしてもらうことで演奏者の費用をおさえられる!

引き出物の費用について

知らないと損!結婚式の費用が高すぎる理由とは?相場もわかりやすく解説

引き出物はピンからキリまでありますが、商品と引き菓子がセットになったものが無難です。
また、プチギフトといって、パーティがおひらきになった時に新郎新婦が出口でゲストに一品を渡すことも多いです。
費用を抑えるには、自分で持ち込みをするのがコスト削減になりますが、当日の運び込みと配布が大変なので、ゲストが多い場合は会場スタッフに任せておいた方が安心です。

知っ得ポイント
出口で直接ゲストに軽い一品を渡す「プチギフト」は手軽で費用もかからないのでおすすめ!

ウエディング業界の相場の実態を暴露!結婚式の費用が高すぎる理由

結婚式の費用が高くなってしまう理由は、式を挙げるまでの準備の流れの中にあるんです!
先ほどご覧いただいたコース料理・装花・演出などの内訳の費用について、冷静に考えると「ちょっと高いよなぁ」とは感じませんか?
実は、そう感じるのも当然です。
ここからは、費用が高くなってしまう理由を詳しく確認していきましょう。

結婚式にかかる費用の見積もりには要注意!

知らないと損!結婚式の費用が高すぎる理由とは?相場もわかりやすく解説

そもそも結婚式の費用の見積もりは、当初からかなり跳ね上がったというケースがほとんどなんです。
当初の見積もりから100万円以上も上がってしまったなんてことはよくあります。
よく運営側にだまされたという声も耳にしますが、仕組みを知っていないと危険ですね…
こんなにも費用が高くなってしまう理由は、結婚式を準備しながら打ち合わせをしていくたびに、料理や演出などがどんどんグレードアップしてしまうからなんです。

結婚式の費用があがる理由は打ち合わせの中にある!

結婚式の準備をするにあたって、ウエディングプランナーとの打ち合わせは必要不可欠なことです。
ですが、この準備の流れが結婚式の費用をあげてしまうきっかけとなっているのです。
それでは、一般的な結婚式の準備の流れを確認しておきましょう。

知らないと損!結婚式の費用が高すぎる理由とは?相場もわかりやすく解説

これらが結婚式の当日までのざっくりとした一般的な流れとなっています。
見ていただいた通り、正確な見積もりが出るのは、正式に予約してからかなりあとなんです。

はじめの見積もりでは、会場代や料理代くらいしか具体的な費用が分からないため、正確に見積もることはできません。
したがって、あいまいな見積もりを確認しただけで、正式に予約が完了してしまうんです!
そのため、ウエディングプランナーとの打ち合わせを重ねていくうちに、あれもこれもムダなものまでグレードアップしてしまいます。

その結果、うまく断れずに当初よりもかなり高額な費用を支払わなければならなくなってしまいます。
こうして、平均的な相場が上がるという現状があります。

結婚式の費用をおさえるには?

知らないと損!結婚式の費用が高すぎる理由とは?相場もわかりやすく解説

ここからは、結婚式の費用を少しでもおさえるためのコツをいくつか紹介していきます。
先ほどお伝えした内訳の相場などを把握したうえで確認していきましょう!

1.人気のない時期を狙って費用をおさえる

結婚式を挙げる時期によって費用はかなり変わります。
気温的に過ごしやすい春(4,5月)と秋(10,11月)は人気があるシーズンなので、どうしても高くなってしまいます。
逆に、夏(7,8月)と冬(1,2月)であれば費用をおさえることができます。
冬は特に費用をおさえることができ、夏はナイトウエディングなど時間帯を工夫することで快適に式を挙げられます。

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2.格安のプランで費用をおさえる

結婚式のプランの中には格安プランもあります。
もともとがかなり安く設定されているので費用もそれなりにおさえられます。
しかし、準備の自己負担が大きかったり、披露宴がないのであまり人を呼べないなどのデメリットもいくつかあるので、格安プランにするときは注意しておきましょう。

実際は安いのか?格安婚・格安プランの費用の実態

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3.他社の見積もりを持って交渉して費用をおさえる

見積もりの費用を交渉をする際は、他社で出した見積もりを持ってもう少し下がらないのか聞いてみましょう。
スタッフ側もできるだけ自分のところで結婚式をあげてほしいので、具体的に他社の見積もりを見せた方が、交渉に応じてくれやすいです。

4.ムダな設定を減らして費用をおさえる

基本的には、プランナーさんと打ち合わせをするうちに色々とグレードアップをするように営業されます。
なので、本当に必要なのかを慎重に考えることが大切です。
細かく見積もりが出てももう一度改めて見直して、ムダな演出やグレードアップはなるべく避けて費用をおさえましょう!

ならムダな費用をおさえて結婚式があげられる!

オンラインのウエディングサービスでは、具体的な見積もりを出してから会場見学や打ち合わせができるので、ムダに費用が高くなることはありません。
どんな結婚式にしたいのか、実際にアイテム等を細かく選んで見積もりを出せるので、安心して結婚式の準備ができます。
値段の交渉やプランナーの提案を断りづらい方でも心配なく使えます!

まとめ

今回は結婚式の費用について、平均的な相場から業界の実態までを解説しました。
どうしても費用が高くなってしまう結婚式ですが、ちょっとした知識や工夫することで大幅に費用はおさえることができます。
自分たちはどんな結婚式にしたいのか慎重に考えて、ステキなウエディングにしていきましょう!

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