ウエディング姿がひときわ映えるブーケの選び方
元ウェディングプランナー SATOMI
2019.03.02

ドレス選びに続いて気になるのが、ブーケ選び。
ここではプロのフラワーデザイナーがオススメのブーケ選びについて解説します。
こんなに豊富なブーケの種類!

ブーケは形によっていくつかの種類に分けられます。
①ラウンドブーケ
その名前通り丸い形に作られたブーケです。
ぎゅっと締まった感じになるので、豪華な感じがしますが、 どちらかと言えば
可愛いイメージです。
大人っぽくしたい場合、花の種類や色目に気を配ると良いでしょう。
②キャスケードブーケ
キャスケードは「滝」。流れ落ちる滝のように逆三角形になったブーケです
ラインが縦長になるので、 スマートでエレガントな雰囲気です。
お花も大ぶりのものが映えます。
③オーバルブーケ
ラウンドブーケの横を少し大きくした楕円形のブーケです。
ラウンドの変形ですが、 ラウンドよりゆるふわ感が出ますので、
おしゃれでもあります。
④クラッチブーケ
無造作に掴んだ花束、といったイメージのブーケです。
ややカジュアル感もあり、ナチュラルで自由な印象でしょうか。
ブーケセレモニーをされる時にも使えます。
➄クレッセントブーケ
三日月型のブーケのことです。珍しい形なので個性的で、また 左右対称ではないので、
動きの感じられるブーケとなります。
⑥アームブーケ
花の茎の形を生かして、そのまま使うブーケです。
よく見かけるのはカラーの花をそのまま
持ったような形です。
イメージは シャープでシンプルさがカッコいいブーケです。
⑦その他
バッグの形になって持ち手がついているもの
同じく持ち手やタッセルがついて、球体になっているもの
クリスマスリースのようなドーナツ型のもの
など様々な種類があります。
同じ色でも色相によってマッチングの相性が変わるのでご注意

ウエディングドレスとブーケ(グリーン)の合わせ方
ブーケって本当にたくさんの種類があるんですね。
それでは次に、ウエディングドレス(WD)とブーケの相性について説明します。
ブーケは花だけでなく、グリーンを入れて花の色を引き立たせることが多いのですが、実はこの
緑にも色々な種類があるのです。
① 濃い深いグリーン(バラの葉の色)
この場合どちらかというと白が際立ったウエディングドレスが良いでしょう。
シャンパン系のウエディングドレスに合わせると少し緑のトーンが暗くなるようです。
② シルバーリーフと呼ばれる小さく毛羽立った白っぽいグリーン
白が際立つウエディングドレスでもシャンパン系WDでも似合い、おしゃれ感が増す
コーディネイトになります。
特にインポートのドレスには雰囲気ぴったりですね。
カラードレスでは色を選ばないこのグリーンですが、③に比べると、少しエレガントな
デザインのドレスに合います。
③ ミント系の明るいグリーン
カジュアルな雰囲気や可愛らしい感じに仕上げたい時にgoodです。
このグリーンは、カラードレスの場合、どんな色にも合わせることができる
万能グリーンです。
④ 少し赤みが入ったグリーン
秋によく使うグリーンです。
少し個性を出して赤やピンクの花を使う場合に合わせたり
します。
カラードレスの場合にも赤やピンクに合わせてグラデーショングリーンで秋らしさを
演出できます。
色には3つの属性があるのです!


グリーンの例でお分かりのように
色には色相、明度、彩度という3つの属性(性質を表すもの)があります。
色相とは「赤」「黄色」「青」のような色の相違のことです。
よくRGBという言葉が聞かれますが、これはRED、GREEN、BLUEの色相のことです。
明度は色の明るさ度合いです。
明度が高いと色は明るく柔らかになり、最後は白に近づきます。
逆に明度が低いほど暗い色になり、最後は黒に近づきます。
そして明度の差が大きいとコントラストが高くなり見え方がはっきりします。
彩度は色の鮮やかさの度合いです。
彩度が高いとビビッドで鮮やかな色味で、低いと落ち着いた色味、無彩色です。
彩度が高ければ高いほど目を惹く効果があります。
だから同じ色相でも、明度と彩度が違えば全く印象が異なり、当然合わせる色も異なるのです。
色の組み合わせについて、続きは次回お話ししましょう。