結婚の報告の仕方を徹底解説!
元ウェディングプランナー SATOMI
2020.01.09

結婚の報告には「結婚します」という報告と「結婚しました」という報告の2種類があります。
前者の場合、結婚式や披露宴、2次会など何らかのイベントに招待をする場合で、後者は招待した人もしなかった人も含めて「ご挨拶をする」というスタイルです。
結婚式に呼ぶ職場の人に報告するとき
結婚式に招待する場合、報告というよりも「招待」が目的となります。
報告のタイミングは結婚式の日から逆算して考えましょう。
結婚式にしても披露宴にしても定員があります。
式なら、式場(チャペルなど)に入れる人数、披露宴なら着席できる人数が定員です。
もちろんビュッフェパーティーなら着席より人数は多くなります。
会場を押さえた時から最大人数は決まりますが、同時に会場に対して少なすぎる人数もよろしくないです。
特にコース料理を出す場合、適切な人数が出席してくれないと困ります。
ベストな方法は、まず電話や口頭で「結婚式するから来て下さい」とご案内し、その時の感触で大体人数を掴んでおくこと。
都合が悪い人がいて補欠の人をお誘いできる期間を考えると、1-2ヶ月前には出欠の返事が欲しいものです。
ということは招待状を出すのはその1-2ヶ月前で、お返事までに1ヶ月の猶予を持って出すので、投函は2-3ヶ月前。
絶対に来て欲しい上司や先輩に伝えるのはその前ですので、結婚式の3ヶ月以上前ということになります。
報告の形式は返信用ハガキを入れた招待状が一般的。
招待状はカード形式でデザインされたものが多く、招待状・席札・席次表が共通デザインの3点セットが人気です。
一方、最近ではweb招待状を使う人が増えています。
web招待状の利点は費用(デザイン料、送料)がかからない、出欠の集計が自動でできることです。
デメリットとしては、メールで送れない年齢層の方には使えないことや、軽々しく見られることなどがあります。
結婚式に呼ばない職場の人に報告するとき
結婚式に呼ばない人には、結婚式が終わるまで報告はしないことが多いです。
1度報告してしまうと「結婚式はいつ?どこで?」と聞かれ、こちらも「呼びません」とも言えず、気まずい雰囲気になります。
誰も呼ばないと堂々と言える海外挙式の場合などは、お休みを取ることでどうせバレるので、「この度結婚することになりまして、挙式は海外で行いますのでお休みをいただきます」と事前に報告できます。
友人に報告するとき
職場の人よりもややこしいのが友人です。
友人には、同級生、部活、サークルなどの様々なグループがあるうえ、人数が多いと全員を呼べないので、一部の人のみを招待することになります。
事前に数人に「ご出席下さい」と声をかけると、どんなに内密にと言ってもおめでたい話なので周りに漏れてしまいます。
披露宴が何人来てもOKの2次会的な形式ならともかく、「あの人とあの人だけ呼ばれてる」というのは、こちらとしては知られたくないですよね。
ごく親しいグループなら、みんなのいる時に「結婚することになって、実は今度式と披露宴をするんだけど、場所の関係で・・君に皆さんの代表で来ていただくことにしました」などと、オープンに話してしまう方が好感をもたれるかもしれません。
家族や親戚に報告するとき
昔は家族には結婚は「報告」するものではなく、「相談」や「認めてもらう」ものでしたが、最近は「結婚します」と言える世の中になりました。
しかし順番から言えば家族は誰よりも先に話をすべき相手。
プロポーズが成功するか、または2人で結論が出た時点で家族にすぐに報告すべきです。
両親や兄弟以外の親戚については、普段の付き合いの濃さにより変わってくると思います。
普段から親しくしている親戚なら、本人から電話やメールで知らせて欲しいと思うのは当然ですが、子供の頃会った気がする叔母さん、なら両親から話をしてもらうのも一つの手です。
結婚式の報告まとめ
結婚式の報告はその人との関係や招待の有無によって大きく変わってきます。
各自の状態に適した方法で報告を行い、くいの無い結婚式を挙げましょう!